前立腺癌から生還したアラカンじじい

50代前立腺がんダヴィンチ手術体験記ブログ:今日は日曜、なぜかお引越し。そして大先輩

 
引っ越し
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機械製図技能士2級の「アラカンじじい」ことフラッター49です。偶然とはいえこんなブログに訪問してくださってありがとうございます。少しでもお役に立てればうれしいです。
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ご安心ください。
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正確無比なダ・ヴィンチ君前立腺癌せんりつせんがん退治の後
最新医学による投薬で早々と傷の痛みもえ、
オペ後3日目から歩きまくっても文句も言われず
唯一気になるのはち〇ち〇の尿道バルーン君のみ
いつになったら抜いてもらえるのか。。。

4日間なんとか耐えるも、ついに日曜日へ突入し
今日は病院も静かだしどうやって過ごそうかなー
やっぱ、食って歩いてTV見て寝るしかねぇなと
ほぼあきらめの貴兄へ。。

ダ・ヴィンチ(da Vinci)手術とは、アメリカのインテュイティヴ・サージカル社が開発した手術支援用ロボット「ダ・ヴィンチ」を用いた手術のことです。

ち〇ち〇の管の違和感との我慢比べも
ついに長期戦に入ってきましたね。
明日になればなんとかなるはずです。
今日も頑張って歩きましょう。
(それしかないですもんね。)
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日曜日の病院ってやっぱり雰囲気が違いますね。

前立腺癌ぜんりつせんがんと格闘中のアラカンじじいこと、
機械製図技能士2級の フラッター49 です。

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閑散かんさんとした病棟。
同部屋の患者さんに次々と訪れる見舞い客。
カーテン越しの陰から、回りの談笑へ
こっそりと聞き耳を立ててみるも
しょーむなっと負けしみをほざいては
ひとりでさ晴らしをしてみるものの
結局、頼みの綱の妻にさえ見舞ってもらえない、
あわれなアラカンじじい…
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遠距離通勤 + 残業やり放題 からの、、、
たったの4時間睡眠 × 10年間ぶっ通し
= 『前立腺腫瘍マーカーPSA14

prostate specific antigen
前立腺特異抗原ぜんりつせんとくいこうげん

前立腺癌天罰てんばつが下り、いや、天罰なんたぁとんでもねぇ!もとい、
前立腺癌治療していただき、歩けるまで回復…

前回のおさらい

主治医の口からついに、、、
月曜日に検査して問題なければ管を抜く
しかし、尿の色がもうちょっと薄くならねば…』
と厳しい課題を与えられた。

しかし、俺はあきらめない。
『この足が折れるまで歩き続け、全ての血尿を
出し尽くし、必ずや透明にしてみせる…』
と心に誓い、熱き闘志をに火を付けたのだ。
(メラメラメラ…っ米良??)

(ついでにおまけですが、)
待望のう〇こちゃんもやっとこさ出たよんっ💛

註)前回の記事は以下です。参考にどうぞ。
⇒ 尿道バルーンよ、なんでそんなに気まぐれなの?

《前回の短い動画もあります…》
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

《今回の読者コメントを紹介する動画》
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

今日は日曜。何しよーかなー?

 

予定通り、朝からお散歩して、尿の色をチェック。

日曜日のバルーン

《筆者撮影》昨日より薄くなってきた!

 

註)ちなみに、2本の管の内、手前の方は、“ドレーン”と呼ばれる排液管です。
手術の傷を閉じた後に貯まってくるリンパ液血液を体の外に排出するためのものとのこと。(ネットで調べました。)
横っ腹に刺さっていたのですが、当初はどす黒い赤色でした。
でも、見ての通り、どんどん薄い色になってきました。

そして、ベッドで横になり疲れをいやしていると、ベテランのナースさんがやけに愛想良く入ってきて、

この部屋は高齢者ばっかりだから、
年齢の近い人の部屋へ引っ越しませんか

と(術後の僕にとっては)面倒臭そうなおうかがいをたててきた。

さしずめ、今の若者であれば、

(う ざ い)

の一言で終わってしまうのだが、そこは世間の荒波を乗り越えてきた長老としては

僕は別にここでもいいんですけど、
これは病院側のご都合ですか?

と丁重に確認させてもらったところ、

ここは病院側の都合ということで…

と絵に描いたようなみ手でゴリ押ししてくる越後屋、いや、ナースの親分。

(越後屋、おぬしもわるよのう)

 

(いえいえ、お代官様ほどでは…)

と言ったか言わなかったかは知らないが、

とにかく、

じゃぁ、わかりまし…

と僕が言い終えるのも待たずにすっ飛んで帰るナースの親分。

僕は唖然あぜんとしながら

めんどくせーなー。ほんじゃぁ。
片付けでも始めておくかぁ。

とごそごそしていると、いきなり、

さっきの越後屋が番頭を連れて再び現れ、

じゃぁ行きましょうかっ!

と、今まさに僕が片付け中のロッカーを無理やり持っていこうとするのです。

で、僕がちょっとムカついて、

まだ片付けてるとこなんで…

と身をていして制止するも、

いいからいいから

と僕が手に持っていた本(エロ本でなくて良かった)を強引に取り上げて、

まぁ~。立派なご本ですこと~。
オホホホ。

と(たぶん僕が引っ越すと、よっぽどいい事があるんでしょうね)見え見えのヨイショで持ち上げられたあげく、

越後屋と番頭の後をトボトボとついて行く僕。

あっと言う間の引っ越しに開いた口がふさがらないものの、心地よい汗が胸の谷間をつたっていくことに気付いた僕は

俺って結構動けるじゃん

と強引な引っ越しに少し感謝したのでした。
(チャンチャン)

しかし、この引っ越しが僕に新たな出会いをもたらしたのです。

 

大先輩との出会い

新入りであるがゆえ、新しい部屋の皆さんにご挨拶あいさつできるチャンスはないかと通路へ出て来られるタイミングをうかがっていました。

4人部屋ですが、斜め前のベッドは不在、向いのベッドの患者さんはまだ歩けないようです。

すると、隣のベッドの患者さんがトイレから戻ってこられたようなので、今だ!と僕も通路へ出て、

今朝、引っ越してきました△△です。

と挨拶したのですが、この男性(70歳ぐらいかな?)と目を合わせた瞬間、

力強い目力めぢからに圧倒されてしまった。

これは病人の目ではないっ!

まさか、このおっちゃんこそ、この病棟に長々と居座いすわる、いわゆるぬしってやつか?…とにかく只者ただものらしからぬ独特の雰囲気をかもし出している…

とオドオドしながら身の上話をしていくと(言葉では表現しにくいのですが、)その目力の中になんとも言えぬ清々すがすがしい雰囲気も感じられ、知らぬ間に長々と話し込んでしまった。

このおっちゃんは、67歳のタクシー運転手。

一昨年に膀胱癌ぼうこうがんの手術を受けるも、既に転移が進んでおり、様々な治療をやってこられたとのこと。(前立腺と膀胱の違いはあれど)僕にとっては大先輩

通院で治療していたが、調子が悪くなり、先日再入院されたそうです。

で、“なんでそんなに清々しいのですか?”と聞かずにおれず、思わず、投げ掛けてみたところ、、

単純明快な答えが返ってきた。

 

 

…治る病気だから…

 

 

僕は衝撃を受けました。

自分は転移もしていないのになにをめそめそしているのだ…恥ずかしい。

 

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今日はここで筆をおかせてもらいます。

つづきは次回とさせてもらいます。
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ちなみに今日は珍しく、ち〇ち〇の管が無痛でした。

《最後までお読みくださってありがとうございました。ぜひコメントもお寄せください!》

《2020-4/12 追記》
続きは以下です。参考にどうぞ。
↓↓↓↓
⇒ 尿道バルーンよ、さらば!痛いの痛いの飛んでった

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Comment

  1. タコス より:

    更新ありがとうございます!
    6月にダビンチ手術を控えているタコスです。
    手術まで時間がありすぎて、術後の合併症のことなどを考えすぎて、本当に全摘手術で良いものか、放射線治療の方が良いのでは……などと、迷いさえ生じている今日この頃です。
    そんななか、アラカンさんの体験記が唯一の励みになっています。
    今回も、術後の痛みの無いことや、力強い大先輩の登場など、勇気づけられる内容!ありがとうございます!

    • フラッター49 より:

      タコスさん

      いつもコメントありがとうございます。
      僕もほんとにそうでした。
      “全摘手術で良いものか、放射線治療の方が良いのでは…”と迷いました。
      迷って当り前なんですから、迷ってる自分を責めたらダメですよ。

  2. タコス より:

    癌の告知からまだ一か月。それだけでも混乱するのに、コロナ騒ぎが相まって、大混乱です。
    直近の先輩であるフラッターさんに、いろいろご伝授願いたい、そんな気持ちでブログを拝見しております!

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